ハッピーバースデイ物語セカンド
ウィーンウィーンウィーン…。
空に浮かぶ大きな戦艦…。
A「なんだあれは…？」
B部下1「隊長！目標を確認！！」
B部下2「隊長！ヤツがこっちに気付きました！！」
B隊長「くっ！早いな…。急げ！オッサンキャノン砲準備だ！！」
A「なんだあの船…。28と書いてあるなー…。まさかまた来たか…。」
B隊長「みんな気をつけろよ！あいつは強い…。前回は27という強戦士を送り込んだにも関わらず無傷との報告を受けているからなぁ。」
Aは大声で叫びました。
A「おい！聞こえるか！！この無知どもがー！！何度言えば解る！！！貴様らにオレは倒せん！！！」
B隊長「ふっ…。今のうちにほざくがいい…。オッサンキャノン砲準備はどうだ？」
B部下1「隊長！！目標捕獲！！オッサンキャノン砲準備整いました！！」
B隊長「よし！点火！！発射まで5秒ー！！ 4… 3… 2… 1… オッサンキャノン砲発射ーー！！！！！！」
キュイーン…ズバババババババーーーーーーン！！
戦艦から出た目映いばかりの光はAに直撃し大爆発が起こった。
ズドドドドドドーーン！！！
B部下2「目標に命中！！やりました隊長！！」
B隊長「はっはっは！遂にやったか！！よし！すぐ目標を確認！！」
B部下1「はい！！ …。 バッ…バカな…。」
B隊長「どうした？」
B部下2「隊長…。も、も、も、目標確認！ ヤ、ヤ、ヤツは無傷です…。」
B隊長「バカな！！直撃したはずだ！！！」
A「だから言ってるだろが…。そんなヤワなオッサン的攻撃ではオレ様のピーターパン症候群に傷一つ付けれんのだよ！！！」
B隊長「バ…、バカな…！？」
A「何度も言わせるな…。26才～28才までは同じなんだよ！！貴様らがいくら、もがいた所で30には近づけぬのだ！！」
B隊長「そ…、そんな…。」
A「（30に近くない＝まだまだオッサンではない）と何度言えば解る！！！」
B隊長「そ、そ、想像以上だ…。我々が思っている以上にヤツのピーターパン症候群の力は遥かに強い…。」
A「私を倒す事が出来る存在…、それは30才だよ。今29才が私を倒そうと必死に修行中だがな。ヤツが来るまであと1年…。貴様はそれまでのお遊びさ。」
B隊長「く…、くそったれ…。ぜ、ぜ、全軍退却ー！！！急げー！！！」
A「ふ…。逃げるのか？逃げる前にこれだけは聞いておけ！！！」
B隊長「な、なに？」
A「ア…ハァッピー…バースデェイ…チュー…ユフゥー。 サンキュー。」
ズババババーン！！！
B隊長「グアー！！！！！」
Aは、これでまた一つ成長する…。
こうして28才の訪れが終わりを告げた…。
いったい彼のピーターパン症候群は誰が倒してくれるのであろうか…。
続く…。
2006年3月9日（金）14:22